第5章 変わることのない気持ち けったろ
小降りだったはずの雨はいつの間にか大雨に変わっていた
傘を持たずに飛び出してずぶ濡れになりながら聖蓮を探す
聖蓮の家にいってもいない
携帯も通じない
後、聖蓮が行きそうなところ…
可能性があるとすれば…
け「みつけた」
主「!?どうして…」
ようやくみつけた
彼女は公園のブランコでうつむいていた
この公園は俺達がはじめて出会ったところ
よくデートしてた時は帰り際によく寄ったっけ?
とにかくこの公園は俺達の思い出の場所
主「…」
け「帰るよ」
主「…どこに?私達はもう…」
け「別れてなんかやらない」
主「!」
け「ずっと言ってやれなくてごめんな?好きだよ 愛してる聖蓮」