第6章 発覚*
side.五条悟
情事後。
「名前。どうして今日、僕の精子欲しがったの?」
「………」
僕の腕枕で微睡む名前に聞いてみると、顔を真っ赤にして布団に潜ってしまった。
「まあ。言いたくないならいいけど、隠し事はまたお仕置だよ?」
僕としてはそっちの方が楽しいけどね。
「…今日の…お仕置…」
「うん」
「…恥ずかしかったの…」
「うん」
そりゃお仕置なんだから恥ずかしくないと。
「…でもね…気持ちよくて…あんな醜態…晒しても。私を好きって…」
「うん」
言わんとしてる事が分かってきた。
「そうだね。僕は名前の淫乱な姿を全部を見たいんだよ」
「…意地悪…」
「今更でしょ」
布団を剥いでキスをする。
名前の淫らな姿を晒け出して。
僕だけにそれを見せて。
君の一挙一動が僕の心を揺るがす。
僕はね。僕自身が思う以上に。
名前。
君をを愛しているみたいだ。
だから君の全部を僕に見せて。