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【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第38章 追憶*


side.五条悟





「はぁっ…気持ち良かったよ…はぁっ…」

「はぁっ…はぁっ…」





快感の余韻に浸っていると、彼女の様子がおかしくなる。


床にぺたんと座りこんでしまった。




「はぁっ…どうしたの?」

「何でもっ…ないっ…」





彼女は発情したように、凄く淫乱な顔をしている。





「身体、辛い?」

「辛いけど、大丈夫」





全然、大丈夫そうじゃないよ。

何でそんなに物欲しそうな目で僕を見るのさ。



彼女をよろよろと立ちあがり、バスルームから出た。



そして剃刀を手に持つ。




「ちょっ!何してんの!?」





慌てて彼女から剃刀を取り上げる。



何なのこの子?





「はぁっ…お願いがあるんだけど…」

「何?」

「剃刀と私…ベッドに運んで…欲しいの…」

「やっぱり立てないの?」

「…うん…」

「初めから正直に言えよ」





仕方がないから彼女の言う通り。

横抱きにして、ベッドへ運んだ。





「…剃刀…かして?」

「何で?」

「…左目…治したいの…」

「僕の?」





君の血で僕の左目が治るとは思えないんだけど。

だって君一般人でしょ?





「…今…証拠見せるから。指の先…ちょっと切るだけ」

「うーん。それなら…」




僕はピッと袋から剃刀を出して渡す。



すると彼女は指先を剃刀の刃で傷つけた。


 
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