第3章 変わらないもの
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『…近寄らないで‼︎ やめて‼︎』
坂「もうお前は俺からは逃れられない。お前は俺の奴隷だ」
『私はあんたなんかの奴隷にならないわよ‼︎』
坂「黙って股開け」
『触らないで‼︎ やめて‼︎』
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『…は‼︎』
あれ…?
いつの間に寝てたんだろ…
「随分とうなされてたようだが、大丈夫か」
『……』
私は土方の部屋で寝てたみたいで、
声のした方を向くと土方が襖に背中をもたれて立っていた。
あたりはもう真っ暗だった。
『…何時間くらい寝てた?』
土「さあな」
部屋にあった時計を見ると
夜中の2時だった。
ありゃ。
こんな寝ちゃってたんだ。
『…財閥は? どーなったの?』
土「坂本もろとも刑務所にぶち込んでやった」
『……ありがとう』
私の声が聞こえたのか聞こえてないのか
土方は煙草を取り出して吸った。