第3章 初恋 (佐野万次郎)
熱を持った小さな体を横抱きにして
俺はリビングをでた。
『え…っどこいくの…?』
「ソファじゃ狭いじゃん。
俺の部屋いこ?」
『や…ねえもぉしないよっ!』
「だけ気持ちくなってズルい。
ねえ俺もで気持ちくなりてえ…だめ?」
自分の部屋のベッドに優しくおろして、俺は覆い被さるようにを抱きしめた。頬に手を添えて触れるだけのキスを落とす。だけどそれだけじゃ我慢できなくて次第に深いキスへと変えていく。
『ん…ふっまんじろおくん…っはあっ』
「とのキス気持ちい…もっと。
真一郎とはどんなキスしてんの?」
『や…真ちゃんっ真ちゃん…っしん…ンっ』
真一郎の名前を出したからか急に抵抗しだして
真ちゃんと繰り返し呼ぶ。
今目の前にいるのは俺なのに兄貴の名前呼ぶなよ。
「真ちゃん真ちゃん言うな。
今とキスしてんのは誰?」
『…っ』
「俺でしょ?まんじろーくんでしょ?」
『やめ…よっ今なら戻れるから…っ!』
「戻れないよ。だってさっき…
俺にされてイっちゃったじゃん…?」
『あ…れはっ』
「たくさんイかせてやるからな」
の足の間に割って入り抱きしめながら耳、首筋、唇、鎖骨に丁寧にゆっくりと舌を沿わせる。だんだん甘い声が漏れてくるのが聞こえて俺の下半身はズボンの中で確実に質量を増していた。
『んん…はぁ…まんじろ…ぉくんっアッ』
「気持ちくなってきちゃった…?」
いつの間にか抵抗しなくなったはただ俺の下で熱い吐息と甘い声を漏らすだけだった。
ふくらみのピンクをさけてその周りを執拗に舐め回せばクネクネと体をくねらせて足りないと言うように涙目で睨んでくる。
「なあに」
『なんでも…ないよ…』
「そお?ほんとに?
素直に言ったらシてあげるよ?」
『…っ。そこじゃ…なくて…っ』
「うん、ここじゃなくて?」
『ちゃんとここ…舐めて…ほし…ンン!アッ』
自分の指でピンク色をチョンと触って強請るから
そんなの可愛すぎて我慢できなくて
童貞丸出しって思われたかもしんねえけど
夢中での敏感な所を舌で弄った。
『アッああ…んっきもち…まんじろぉくん!』
「ん…可愛い…可愛い…っ」