第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
『はーい、蘭くーん
起きましょーねえ…』
「…んんー」
あー…ぜんっぜん起きないんだけど。
『はあ…もう…。
先に竜くん起こしてくるから
それまでに起きててよね?』
「んー…」
はあ…毎朝毎朝なんなのもう。
寝起き悪すぎだよ蘭くん…。
トントン…ガチャ…
『竜くーん…おきてる?』
「んー…ちゃん…?」
こっちの子は声かけるとすぐ起きてくれる。
『おはよう竜くん。
朝ごはんもうできるから呼びに来たの』
「ん。毎朝ありがと…ね」
寝ぼけながらもお礼を言ってくれる。
ほんと蘭くんとは大違い。
『じゃあ私もういっかい蘭くん起こしてくるから
リビング先に行っててね』
そう言って部屋をでようとした私を
竜胆くんが呼び止めた。
「あ…ちゃん…」
『ん?なあに?』
「ちょっとこっち来て。」
『ん?うん』
上半身だけをだるそうに起こして目を擦りながら、もう片方の腕を私に向かって伸ばしている竜くんのほうに歩く。はだけたガウンから見える蘭くんと対になっている刺青が綺麗でつい見惚れる。
「そんなに見つめてなに…?
やっと俺に惚れてくれたの…?」
『な…に言ってんのよ。
はい、来たよ。御用は何ですか?』
「ん…。落ち着く…」
伸ばしていた腕で私を引き寄せてそのままベッドに倒れ込む。首筋に鼻を寄せてスリスリと犬のように甘えてくる竜くん。
『も…竜くん?
今日は甘えたさんなの?』
「はあ…やばい勃った。」
いつの間にか服の中に滑り込んできた竜くんの手が器用にブラのホックを解いた。そこからあっという間に服を脱がされ、私の視界には竜くんと天井だけ。
『ちょ…竜くっやめ…っ』
「ごめん無理…我慢できない
すきだよちゃん。」
『ば…か…っはぁ…あンッ』
「やめてとか言って感じてんの…?
ちょーかわいんだけど。そそるわ。」
『ほんと…だめっ ンンッ
竜…くん…もうばかあっ』
「もーいれるね?
ほら…ぐちゅぐちゅじゃん…。
かわいいなあー。入れてほしんだ?」
『ちが…竜胆くんほんとに…っ
みんな起きてくるから…だめえっ//』
「俺は見られてもいいけど?
俺に愛されて感じてるちゃん皆に見せたい」
ヤダとか言って体の力が抜けてく…
竜くんに溺れてく…とけそう…