第5章 王様ゲーム (東京卍會)
ガバっと起き上がった八戒くんが私をぎゅっと抱きしめて強制的に動きを封じられる。長くてたくましい腕に抱かれて不覚にもキュンとしてしまった。
『ちょ…っと八戒くん?
これじゃ気持ちよくできないよ?』
「も…ほんとやばいから…っ
こんな皆いる中で…恥ずかしい…し」
「八戒が嫌なら俺が…っ」
『こら千冬くんっ!
…っ大きくしすぎだよ…もおっ』
「…だって隣きたらちゃんにシて貰えると思ったのに…八戒ばっか構ってて…、俺のことは…あとどのくらい我慢したら可愛がってくれますか…っ?初めてSなちゃん見て俺…もう限界なんすけど…っ」
だから…そんな顔で見つめないで…っ!
すぐ構いそうになっちゃうよ。
『も…すこし我慢だよ千冬くん?
我慢出来る偉い子にはたくさんしてあげるからね?』
ふわふわの髪に手櫛を通してから頬を撫でると
「う…はい…っ。いい子にマテします…っ」
私の太腿で擦っていた、ズボンの上からでもよく分かるほどに主張したソコをヒクヒクとさせながら耐えている千冬くん。いい子にしていれば私からご褒美が貰えるからと苦しそうな表情で我慢している姿が堪らなく色っぽい。
『八戒くんの…私のお腹に当たってるよ?』
こちらも同じく大きくなったものが抱き寄せた私のお腹に当たっている。ときおりピクンと動いて我慢の限界を知らせる。
「おれ…もちゃんとシたい…っ」
恥ずかしがって真っ赤なままだけど八戒くんの口から聞けた。それなら遠慮なくハジメテを貰おうかな。
『じっとしててね?』
コクンと頷いた八戒くんのズボンとトレーナーを脱がせると先走りで大きなシミを作った下着が目に入った。下着越しに優しく優しく手のひらで上下に擦りあげる。
「ふ…っんぁ…はあ…気持ちぃ…っ」
『気持ちいね?パンツ濡らして…悪い子だね?』
皆が私にするように…言葉責めってやつをしてみる。
「っおい。誰だよにこんなに飲ませたやつ。
こいつキャパ超えるとSスイッチはいって大変だろーがよ。んまあいつも結局組み敷かれてっけどさ…。」
ため息をつきながら話すカズくんの声で、ほんとにお酒って人を変えるな…と改めて自覚する。他の人の前ではあまり飲まないようにしなくては、とも思った。