第34章 ずっとそばに…
木兎「俺すっげーー緊張したんだけどー⁈
今日の試合より緊張したっ‼︎」
日向「アハハッ‼︎良かったっすねっ‼︎プロポーズ大作戦大成功ーー‼︎」
「・・えっ?もしかして皆さん、知ってたんですか?」
涙目の私を見て、日向さんは苦笑いを浮かべながら頭を下げた。
日向「すいませんっ!念入りな準備と作戦会議をここ1ヶ月間してました!」
木兎「トレーニングの後に付き合わされたよなーー?オミオミは帰っちゃったけど!」
目を丸くする私の前で、佐久早選手がジャカ助の頭をポコッと殴った。
佐久早「いつまでジャカ助やってんだ。早くアタマ取れよ。」
ジャカ助「・・・いや、もうチョイ待っ、、」
木兎「えーー?もしかしてツムツム、泣いてるーー⁈」
ジャカ助「泣いてへんっ!って木っくん!やめーーやっ!」
木兎さんが嫌がるジャカ助の頭を無理矢理外すと、中から汗だくで真っ赤な顔をした侑君が顔を出した。
その姿に私達はぎょっ、と目を見開いた。
佐久早「ぐちゃぐちゃ過ぎて汗なのか泣いてんのかわかんねーな。」
侑「せやから泣いてへんてっ‼︎」