第31章 番外編 黒尾end
嫌な予感がしたが時すでに遅し、、
クロは私の腰をガシッと掴み抱き上げると、すぐ後ろのダイニングテーブルの上に座らせた。
「ちょっ!ここテーブルの上っ!」
黒尾「やっと目、合った。」
背の高いクロと、同じ高さの目線になり、息が触れる程の顔の距離に脈が早くなる。
黒尾「つーか避けられたら俺だって傷つくんですケドー?」
クロが片眉を吊り上げて顔を覗き込んできた。
「さ、、避けてる訳じゃないのっ!クロと2人きりになると緊張しちゃうんだもん…。
ずっと友達だったし、、恋人になった途端、どうして良いかわからなくて…。」
視線を逸らし、徐々に尻窄みになる声。
黒尾「俺はずっとともみのこと女として見てたけど?」
「・・え?」
顔を上げた、次の瞬間…。
唇を塞がれた。
唇を貪るような深いキス…
舌を絡め取られ、角度を変えて深く深くと求められる。
「んっ・・・」
普段とは違う強引なキスに、思わずクロのシャツにしがみ付いた。
チュチュッと啄むようなキスをされ、クロの手が頬を撫でる。
黒尾「・・ともみ…」
ほんの僅か唇が離れ、クロが顔を覗き込んできた。
「・・ん?」
ぼーっとする思考の中、クロの濡れた唇を目線で追っていると…
黒尾「抱いていい?」