社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第1章 日常生活
私に対してはブラック企業。
他の社員、バイト・パートからしたらホワイト企業。
パートの奥様達からは
『まぁ、若いから大丈夫よ』
『大丈夫大丈夫。あなたならできるゎ』
と辛辣な言葉ばかりいただきました。
くそー。自分がそうなってないからって他人事の様に言いやがってー。むきー。
この会社で文字通り”身を粉にして”働くこと、
早1年4ヶ月。
メインドーナツ杜丘店がオープンから5年目を迎え、
周年祭も行い、これからも頑張って行くぞー!という飲み会が行われた様です。
えぇ、そうです。
”様です。”でお気づきですね。
私オープンからいるスタッフのはずだし、
そもそもあの酷かった店を立て直して盛り立てたの私のはずなのに、
なぜ私呼ばれなかった?!
他の店舗に入ってたから?
関係ねえよ!
事前に頼み込めば融通聞くだろうよ!
しかも私も知ったの終わった翌日に杜丘店で仕事してた時にパートさんから聞いたからね。
パートさんは
『店長が「僕から言っとくから、君たちは何も言わなくて良いよ。」って言ってたので、知ってるかと思いました。』
と返されて、
やはりあの店長の仕業か!
どうせアイツは自分が主役になりたいだけだろ!
と言うか、前日にパートさんに『楽しみですね』と言われていた意味がわかったわ!
何でだろう?と思った私よ、その時もっと聞いておけよ!
・・・と、まぁ色んな事件があったりして
杜丘店の周年祭、
10ヶ月後にサンドイッチ店の周年祭
更に半年後にメインドーナツ駅前店の周年祭イベントを着々クリアし、
冒頭に戻るわけですが、
もぅ、何ヶ月じゃないよね?
年単位だよね?
もぅ、自分でも何やってるかわからなくなってきてるよ。
このままきたら私過労死するよね。
給料も相変わらず変わらないし、
時間も無いから彼氏というか、
そもそも出会えるタイミングもない。
この間たまたま店に買いに来てくれた同級生が、
成人式の同窓会の時は、彼氏と2年目でーとか言ってたのに、
知らぬ間に結婚し、子供も産まれ、
今3人目妊娠中だとか。
え、そんなに人生ウキウキで過ごしてるの?!
もー大変でーって言ってても、伴侶がいるだろ?
幸せだろ?私の不幸あげようか?ってぐらい動揺したよ。
えっ!あ、そうか、私もう25歳かー。というかもうすぐ26歳じゃん!
いい年齢に近づいてきたなー。
