社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第29章 秘書の過去
~ おまけ ~
椿姫は翌日、入社祝いをくれた面々に謝礼のLINEを送っていた。
このLINEも、カタクリから携帯を貰った時から入っており、フレンドリストにも自動的に各面々のアカウントが入っていたのだ。
『ええーと、まずは・・・
ペロスペローさんでしょ?
ダイフクさんに、オーブンさん。
クラッカーさんにはあの時のお礼も兼ねてメッセージ打たないとな・・・
あとは、ブリュレさんと、スムージーさん、モンドールさん・・・
これで全員かな?』
全員に送り数分後、ほぼ一斉に全員から返信がきた。
『うえ?!
みなさん、早くない?
今暇なの?』
通帳を貰ったのは昨夜で、通帳に入っていたお金を確認したのも夜であり、中山が帰ったのも夜遅かったため、その時間にメッセージを送るのは迷惑だろうし、翌朝の早朝に送っても色々準備があると思い、仕事も落ち着いたであろう時間に椿姫は各々に謝礼のメッセージを送った。
その時間調整があってか、全員からすぐに返信が来たのは言うまでもない。
『ちょうどいい時間だったんたろうな・・・
えぇーと、内容は・・・』
1人ひとり返信の内容を確認するが、送ってきた内容は全て同じだった。
カタクリ/お兄ちゃん/兄さん/兄貴がいつも世話になっているし、迷惑をかけているからその詫びでもある。
これからもカタクリ/お兄ちゃん/兄さん/兄貴を頼んだよ。
もし何かあったら、いつでも私/俺の所においで。
相談などはいつでものってあげるよ。
メインドーナツが飽きたら、いつでも私/俺が採用してあげるから、うちの力になって欲しい。
私/俺はいつでも椿姫の味方だ。
と。そして、その中でもペロスペローとクラッカー、ブリュレ、スムージーからはプラスでこう書かれていた。
今まで良いやつとか、高いもの買ったこと無いだろう?
これからはいつもより高めの服とかを買えばいい。
ドレスまでとは言わないが、良いものを身につけた方がいい。
その分も含まれているから、好きに、自由に使え。
とも。
『ううーん。確かにそうだよね?
カタクリさんが普段身につけている物とか高いものばかりだから、それ相応になるようにしないとなー。
少しずつ増やそう。』
椿姫はこれからの買い物リストに、また書き足すのだった。