第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
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「え〜、皆さん釣りポイントに到着致したんで
思い思いの場所で好き勝手に釣っちゃって下さい」
航海すること数時間
船が大海原の真ん中で停泊した
二ノはキャビンの中から腰を擦りながら出て来てそう言うと、またキャビンの中に入って行った
入れ違いでキャビンから相葉くんが出てくる
出てきたと思ったら直ぐに引っ込んでしまった二ノを見て、智くんが心配そうに相葉くんに声を掛けた
「ねぇ相葉ちゃん…二ノ、なんか調子悪いの?」
「いや?絶好調に可愛かったよ?」
「え?…どう言うコト??」
可愛く首を傾げるマイすうぃーと
(…それ以上は訊かない方が良いのになぁ(苦笑))
「え?何で??」
「………」(←いい加減思ったコトを口に出さない方法は無いもんかと思っている)
智くんはキョトンとしながら俺の顔を見ている
「ま、その内出て来るよ(笑)」
「……???」
智くんは不思議そうな顔をして益々首を傾げた
俺は智くんがこれ以上可愛くなっては自分も相葉くんの二の舞になりかねない(笑)と思い
慌てて智くんに釣り竿を握らせた
「それよりほら!智くん念願の海釣りだよ!!」
「うんっ!!////」
智くんは嬉しそうに笑うと竿をにぎにぎした