第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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「……はぁ!?」
な…なんて!!?
「まあ、元はと言えば俺が悪いんだけどね。昔付き合ってた子と…ちょっとね(笑)」
「…浮気…した?」
「ん〜俺的には浮気じゃなかったんだけどねぇ…これっぽっちも“気”は浮ついてなかったから」
「は?どうゆう事??」
相葉くんは俺の空になったグラスを下げながら言った
「オトコの心と体は別ってコト(笑)
…あ、櫻井くん同じのでイイ?」
「え?…うん」
(どうゆう事だ?サッパリ解んねぇぞ??)
とか思って難しい顔して首を傾げる俺を見て、相葉くんが笑いながらお代りのグラスを置いた
「解んないならその方がイイと思うよ?」
「…へ?」
「こう見えて俺、ニノと付き合う前はケッコウ遊んでたからさ
…決まった恋人がいても、お互いつまみ食いくらいは当たり前つうか」
「はぁ!?」
何よそれ!!
「…でさ、ニノと付き合いはじめの頃もね…そんな風に思ってたわけよ。
で、久しぶりに会ったその子ともご挨拶っていうか…ね?」
いや、ねって言われても!!
「そんときは、同じコトニノがしても気にしないって思ってたんだけど…違ってた」
そう言って相葉くんがちょっと情けない顔で笑った
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