第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
更にヒートアップして僕の腕を引っ張り合う翔くんと二ノ
と
困り果てた僕の目の前に、手書きの「櫻井一家+α御一行」と書かれた旗が翳された
「はぃはぁ〜い!
櫻井一家+α(←笑)たちぃ〜!はぐれないで頂戴よぉ〜〜!!」
「い、妹さん…」
元気良く手作りと思しき旗を振り回す妹さん(笑)
ソレを見て、翔くんが僕の腕を掴んだまま言った
「お前、ソレ作ったのか?(汗)」
「そうよ!大人数だからね、はぐれたら大変でしょ?
…はぃはぃ、ちょっとゴメンナサイね!!」
妹さんはそう言うと、旗で翔くんの手を僕の腕から払い退けた
ソレからがっちり僕と腕を組んで、旗を頭上高く掲げると大声で言った
「はぁ〜い!じゃあ、点呼取りまぁ〜す!!」
「て、点呼て…て言うか、何で俺の手だけ退けたんだよ!
二ノは良いのか、二ノはっ!!(怒)」
「先ずは、櫻井父っ!!」(←兄を無視する妹)
「コラ無視すんなよ、妹ッ(怒)」(←無視される兄)
「はぁい♡」
「はぁい♡ぢゃねぇよ親父っ!!
てか、挙手した腕の脇を隠すなッ!!(怒)」(←笑)
「櫻井母!」(←兄を完全無視)
「続けんなっつうのっ!!(泣)」(←余りにも無視されて悲しい)
「はいはい」(←お母さんまで)
「か、母さん…(泣)」(←何か折れた(笑))