第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
たった一晩離れていただけなのに
“今すぐに、君を抱きたい”
…なんて言われて
僕のカラダは、はしたなく欲情していた
(…恥ずかしいな///)
ベッドに横になって、お互いの服を脱がし合いながら
僕は、自分の熱を翔くんに悟られてしまうコトが、恥ずかしくて仕方なかった
でも、そんなコトとは知らない翔くんは、肌けた僕の体に口付けながら
とうとう、僕の浅ましい熱に辿り着いてしまった
(もぉっ…恥ずかしよぅ///)
脚を立てて隠そうとした瞬間、ソレが翔くんの口の中に飲み込まれてしまった
「んぁんッ///」
思わず、バカみたいに甲高い声を上げる僕
(ヤダもぉ……なんなの、僕ったら////)
余りの恥ずかしさに両手で顔を覆ったら、翔くんの逞しい腕が、僕の手を顔から引き剥がした
そして
片手で僕の両手を頭の上で拘束して、もう片方の手で僕の熱を弄びながら、翔くんが言った
「……ねぇ、智くん……昨日言ってた、智くんが好きな体位って……どんなの?」