第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
(本当に出来なくなっちゃうのかなぁ)
俺はシャワーで体を流した後、水滴を滴らせる自分の息子(笑)をまじまじと見詰めた
(何処も異常無いみたいに見えるけどなぁ)
現に今朝だって朝っぱらから智くんを頂いちゃう位元気で…
「Σんはっ!!?」
ま、まさか…
「Σろ、蝋燭の火が消える前的な事なのか!!?」
間もなく使い物にならなくなってしまうから
そうなる前に本能的に子孫を残そうとして、やたらにエッチしたくなるとかなのか?!
だから朝っぱらから智くんに欲情しちゃったりなんかしたんだっ!!(←いくら智くん相手に欲情しても、子孫は出来ませんが)
「Σはぁあッ!!!」
そうか!
智くんが今朝元気が無かったのは、その事に何となく気付いてるからなんだな!?
もう間もなく俺が…
「…う、打ち止め(泣)」
(うぅ…嫌だよう(泣))
もし万が一本気で智くんとラブな事が出来なくなってしまったとして
自分が出来ないのは、百万歩譲って涙を呑んで苦渋の思いで我慢するとしても(←どんだけ(笑))
健康体である智くんに我慢をさせるのは忍びない
だがしかし
だからと言って、モノに頼るのも嫌だし、何か違う気がする
それに、ラブホに行くのを拒絶するくらいだから、きっと智くんはオトナのオモチャ的なモノが嫌いに違いない
…と、なると…
「う、うう……浮気を…(泣)」