第4章 奥様(♂)を家族に紹介! の巻
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「翔くん起きて!今日は妹さんと弟さんが来る日でしょ!」
「ぅう〜…あと五分…」
本日は土曜日
俺の弟妹が家に来る日だ
「翔くんたら、そんな事言ってもう三十分も経ってるよ!!」
んが
昨夜も智くんとの夜のお勤め(笑)に励んでいた俺は、まだ寝足りなくて
智くんに揺さぶられながら、布団を頭から被った
「…うぅ~…休みの日なのに」
「文句言わない!さ、早く起きてよ!片付かないでしょ!!」
が、そんな俺に対して珍しく大きな声を出す智くん
(そうだ…智くんは片付けの事になると人が変わったみたいに恐くなるんだった(苦笑))
「起きなさいっ!!」
「Σどわっ!!!」
智くんは俺ごと布団を剥いだ
敢え無くベッドから落下する俺
「痛いよ智くん…(泣)」
「いいから早く顔を洗ってきて!
お昼にはお客さんが来るんだから、それまでにお掃除しなきゃ!!」
「…お客なんてイイもんじゃ…」
「早く行くっ!!」
「Σは、はいっ!!」
(何時も優しくて可愛いのに…こうゆう時はめっちゃ恐い(汗))
俺は仕方なく洗面所に行って顔を洗った
ようやく目が覚める
リビングに行くと智くんが俺の朝食をテーブルに並べていた
「朝ごはん食べちゃってね!僕はお買い物に行ってくるから」
「車出そうか?」
「いいよ、すぐそこなんだから。
それよりちゃんと着替えてね!翔くん出かけないと何時までも寝間着のまんまなんだから!」
「は〜い」
智くんはバタバタキッチンとリビングを行ったり来たりしてから玄関に向かった
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