第2章 新婚な俺たち、の巻
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「智くん!じゃあ、そろそろ行くね!」
「はぁ〜い、ちょっと待って!」
おはよう御座います!
櫻井翔です!
今を遡る事数ヶ月前
俺は愛しの智くんにプロポーズをした
まあ、男同士なので本当には結婚出来ない訳なんだけど
数々の(?)困難を乗り越えて、俺は智くんと二人で新婚生活をスタートさせていたのだ!
「はい、いってらっしゃい♪」
玄関で靴を履いていると智くんが鞄を手渡してくれた
「ありがと智くん♪」
「…あ、そうだ、僕今日の図書館のバイト、遅番の人とかわったから、ちょっと遅くなっちゃうかも」
俺と本格的に暮らし始める前まで無職だった(笑)智くんは
週に四日、図書館でバイトを始めた
智くんは、俺より早く帰宅出来る様にと、普段は早番でバイトをいれてるんだけど
なんせ俺の愛しい智くんは超絶優しい人なので、こんな風にたまに遅番の人と替わってあげたりするのだ
「あ、ホント?解った。俺も残業あったらメールするね」
「うん!じゃあ、気をつけてね♪」
「うん!行ってきます!」
—ちゅっ
「えへへ…行ってくるね///」
「うふふ…いってらっしゃい///」
あぁ…離れたくないな…
…もうちょっとだけ…
—ちゅっ
「んもう…翔くん早く行かないと遅刻しちゃうよ?」
「んん〜…解ってるんだけど…」
—ちゅっ
「ん〜翔くんたら、こんなコトしてたらホントに遅刻しちゃうよ?///」
「だぁって、智くん可愛いんだもん」
—ちゅう〜
「…んはっ…ダメ…翔くん///」
「…んっ…智くんちょっとだけ…」
—んちゅうぅ〜
「…はぁっ…ぅん…ダメだったらぁ///」
「…んぅ…智くん…あとちょっと…」
—んちゅちゅぅう〜
「…ぷはっ!ダメっ!////」
「…ぅう…はぁい…」
…智くんに強めに拒否られ
俺、ちょっとへこむ。(笑)
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