第1章 始まり
〜過去回想〜
「好きです」
「ごめんなさい、気持ちはすごく嬉しいけど付き合えないです」
あの日も今日みたいに告白を断っていた
顔は悪くない男だったしそんな奴がどんな人に恋するのか気になって俺は女の方の顔を見た
「好きになってくれてありがとうございます」
ニコッと笑った顔が可愛かった
容姿は整っていて可愛いけど特別容姿がいいわけじゃないただその笑顔や佇まいが彼女の魅力を引き出している
育ちがいいんだろうな、喧嘩とかも無縁そう
俺とは住む世界が違う気がした
実は彼女結構有名らしくよく噂にもなっていて真実を知った
幼い頃に母親を亡くして父親と2人で暮らしているらしい、いわゆる父子家庭ってやつだ
父親はよく海外に出張に行ってしまうためほとんど1人で生活しているらしい
きっかけがなかなかなくて話しかけることはできなかったけど密かに俺は恋をしていた
そんな俺に転機が起きた