第2章 転校生
あの後もう爆速で自転車を漕ぎまくり
すぐに学校に着いて
駐輪場に自転車を停め顔を抑えながら校舎に入った
バクバクだった心臓は破裂しそうなぐらいドクドクだった
拒まない私も私だけどっ!!
けどよ!!鶴ちゃんがあんなことするから心臓持たない!
ついってなんだついって!!
他の女の人にもするのか軽々しく!
あっなんだかムカつく
夕方説教だ説教!!
あのイケメンめ!顔がいいからって
そうブツブツ呟いていると
「おーい!君転校生でしょ?職員室はそっちじゃないよ?」
『フォア?!』
「わぁ?!そんなに驚く?!」
多少のデジャブ感を感じながら振り返ると
『わぁ美少女だ』
「ふふっ違うよ!僕は美少年だよ♪」
可愛くウィンクをかます美しょ……もとい美少年
いやほんとに可愛いな
『はっ!職員室!』
「表情ころころ変わるねぇ〜
こっちだよ!初めてだから分からないよね!」
ありがたやありがたやと呟いて着いていき2階に登った
だいたい1階にあるから2階とは思わなかった
問題があると2階の方が駆け付けやすいから2階にしたらしい
田舎とはいえ色んな小学校から集まる中学校だ
それでも200人弱らしい
『職員室まで送ってくれてありがとう!えーっとお名前は?』
「いえいえどういたしまして!僕の名前は乱だよ!また後でね!」
そう言い残し爆速で廊下を駆け抜けて行った
……あっ廊下走るなって声聞こえた
これまた明るい子だったな
よし、先生に会わなければいざ職員室
ガラッ