第3章 切島side
「なんか、夢みたいだ…」
あの後爆豪は自室に戻り、俺はさっきまで爆豪の寝ていたバニラの香る自分のベッドにうつ伏せになっていた
時間が経てば経つほど、さっきのは都合の良い夢だったのではないかと疑ってしまう
しかし、それも杞憂で、このベッドの香りとついさっききた爆豪からのLINE(「死ねっ」)が現実だと俺に教えてくれる
「あ"ぁ〜…ダメだ、ムラムラする…」
さっきまでは告白が成功し、晴れて爆豪と恋人になった事への嬉しさと喜びしかなかったが、時間が経つにつれて部屋に充満する汗とベッドから香る匂いに下半身に熱が集まっていくのを感じる
ダメだとはわかっているのだが、男子高校生の性欲はそんな意志とは関係なくどんどん増していく
「ちょ、ちょっとだけ…」
前までは女が相手のAVを見ていたが、最近では男同士の物を見るようになっていた
ただ、自分のプライドが許さなかった為、付き合うまでは爆豪をおかずにしないと決めていた
(でも、今日から俺と爆豪は恋人同士…)
(すまねぇ爆豪、少しだけ…)
ズボンから半立ちになったモノを出す
頭の中で爆豪の顔を思い出す
部屋の汗の匂いで頭がクラクラする
枕を抱えて爆豪の甘い香りを吸う
(さっき風呂入ったばっかり…)と余裕のない頭で考える