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【進撃の巨人】片翼のきみと

第251章 〈After atory〉紲 ※







「リ、ヴァイさん……もう、っひとつ、の……望っ………、叶えて………。」



「なんだ、ナナ。」





軽蔑されるかもしれない。でも――――どうしても私は、それが、欲しかった。







「――――あなたの、子が……っ……欲しい………。」





「―――――………。」







私の言葉が聞こえたのだろう、リヴァイさんは驚いた顔をして抽送をやめた。

でもその顔は、喜怒哀楽で言うのなら決して喜や楽じゃない……どちらかと言えば、怒と哀を含んだ顔だった。



――――私の胸が、ずきんと痛む。



………やっぱり、許してくれないのかな……。

私の病が完治、するまで………。



だとしたらそれはきっと……一生無理だということになる。







「おね、がい……、私の、中に……出してください……。」






「――――…………。」







なんてことを口に出しているのかと、自分でも恥ずかしくなる。まさに淫乱と罵られても仕方ないセリフを口にしている。

リヴァイさんは、黙ったままだった。





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