第14章 疎通 ※
ナナははふはふと肩で息をしている。
「……ちゃんと……最後まで、わたし、できましたか……?」
「……あぁ。偉かったな。………ただな……。」
俺はバスタオルでナナの身体についた白濁を拭い、そのままナナの足をとり、舐め上げた。
「ひゃっ………」
「お前が優秀すぎて、まだ終われそうにねぇな。」
「え―――――――――――――」
ナナの言葉を遮るように、覆いかぶさり唇を貪る。
やめられねぇ。今まで何度も頭の中で犯してきたこいつを、もっと味わいつくしたい。
それから何度も身体と唇を重ね、ナナは途中で意識を失った。
俺は生まれて初めて愛する女をこの腕に抱いて、空が白む頃に眠りについた。