第1章 始まり
「クソ川!!」
「ちょっ!ゆいなちゃんの前でそんな汚い言葉使わないでよ!」
いつも通りでいられるのはたぶん岩ちゃんがいるから
私なんて一緒に試合してないし徹のために何かできるわけでもなかった、ただ一緒に悔しがるだけだ
及川徹は天才ではない秀才だ、それは私でもずっとわかってた
でもそれでも徹は人一倍努力して誰よりも強くなった
なのに徹を変えたのは影山飛雄だ
牛島という高い壁と影山と言う背後の天才に焦り独善的になりかけた彼を救ったのは
「相手が天才一年だろうが牛若だろうが6人で強い方が強いだろうが!!」
岩泉一だった
「私も岩ちゃんの意見に賛成だよ徹。それに徹は今楽しそうじゃない…私のだいすきな徹はそんな風じゃなかったよ」
私のだいすきな徹を変えたあいつが嫌いだ