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あなたに捧げる【鬼滅の刃/短編集】

第3章 その瞳で見つめてー炎柱・煉獄杏寿郎


「く…っ…イッたみたいだな…っ…だが…」

ーパンッ!パンッ!パンッ!

「きゃああんっ!!あっ…むりぃっ…!イッた…ばっかなの…っ!あぁぁ!!」
「俺で狂うは…っ…興奮するな…っ」
「あっ!らめっ!おかしくなっちゃあぁっ!!」

快感が全身を走り、もう自分の体が自分のものじゃないみたいに…。
杏くんの激しい腰の振り…、毎回奥まで力強く突かれる。
麻痺を続ける私を杏くんは目を細めて見る。
優しい目だけど、とてもいやらしい目だ…。
そして汗が流れているせいか、余計に色っぽい。

「く…っ…そろそろ…いいか…っ?」
「あっ!も…ぅ…」
「うっ…限界だ…っ…はぁ…っ」

杏くんは先程よりも早く、強く、私の奥を突く。
突かれる度に果てる…呼吸が…苦しい…。

ーパンパンパンパンパンッッッッッ!!!!

「んあぁぁぁあっ!!!ああっっ!!!」
「の1番奥に…く…は…」
「あああああああっっ!!!!!」

ービュルルルルルッッッッッ!!!!

「くぅ………っっ!!!!!」
「あぁっ!あ…っ、あっ…」

じんわりと温かい感覚がナカに広がる。
杏くんの…。

「…大丈夫か?すまない…。」

呼吸が整った杏くんは私に心配そうに目を向ける。
今だに呼吸の整わない私。

「謝らないで…気持ち良かったから…っ」
「少し無理をさせてしまったな。それに気持ち良くてつい…ナカに…。」
「ふふ…私は嬉しいよ?杏くんと…、ちゃんと1つになれたんだなって…。」
「その…もし俺の子ができたら…産んでくれるだろうか…。」
「もちろん」

杏くんは落ち着いた顔で笑った。

「近々、と祝言を挙げたい。」
「えっ…?」
「これから先、ずっと俺の側に居てくれないだろうか。」

杏くんの赤くて綺麗な瞳が
真剣に真っ直ぐ私のことを見つめる。

「はい…っ」

私の返事を聞いた杏くんが、力強く私を抱き締めた。

「あっ、杏くん…苦しっ…!もう…!!」
「愛している!」
「ふふっ…」

私が杏くんのことを強く抱き締め返した。

「私も…愛してるよ…杏くん。」





これから先、何があるかなんてわからない。
だけど…彼となら。
杏くんとなら…。

杏くんに似た元気な赤ちゃんが生まれて…
賑やかになって…

一緒に歳をとって。

それから…。
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