第2章 あま

たたた
(あー··びっくりした｡··社長良く見てるんだな)

まぁ探偵事務所を束ねる人だもんな


(···森さんもなんだよな)

ひょい
「あーまねくん！」

びく
「ひゃー！太宰さん！？いきなり出てこないでください！」

「社長に呼ばれていたのかい？」

「あっ··報告ですよ」

「毎日偉いね～～｡私も早く美人と心中したいのに出来なくて悲しいよ」

(まず考え方が違う···｡)

「大丈夫ですよ｡太宰さんにぴったりな女性は現れますからね､其れでは失礼します」

私は挨拶をしてその場から歩き出そうとしたら


ぱしっ
「待って｡」

「太宰さん！？」

太宰さんが私の手を掴む。

「···君は､私と心中してくれないのかい？天音が良ければ今すぐにでも···」

「太宰さん､私は···っ」









むにっ
「にゃ！？」

「貴方は､まだ死ぬには早いです」