第9章 東京卍リベンジャーズ・灰谷兄弟
広いベッドの上で
レイナを挟むようにして3人は横たわった
蘭の大きな手で髪を撫でられ
竜胆の唇がそっと頬に触れる
心地良い気怠さの中、レイナが目を閉じると
耳元で声が聞こえた
「………レイナ………寝ようとしてない…?」
『……………へ…?』
「………オレ……まだ全然シ足りないんだけど…」
「……んー……休憩したら2回戦目な……」
『………ぇ……』
「…その前に水飲みてぇ…」
「……オレ煙草…」
「…そうだ………そのままリビングでシよ〜ぜ……3人で試してみたい体位があるんだ…」
「……だな……場所変えるか…」
『………えっ……えっ…⁇』
展開に思考が追いつかないまま
レイナはシーツにくるまれ
フワリと抱き上げられた
「………ホラ………行くよ…お姫様…」
蘭と竜胆に優しく見下ろされ
身動きができなくなったレイナは
抗っても無駄なことを悟った
" もう 逃げることはできない "
されるがまま運ばれていくレイナの口元には
満足気な微笑みが浮かんでいた…
灰谷兄弟 夢小説『蜘蛛の糸』end.