第9章 東京卍リベンジャーズ・灰谷兄弟
「……フッ……そんなに恥ずかしかったのかよ…」
『……』
「……なぁ………レイナのお◯◯こにぶち込んでください…って……言ってくんねーの?」
目をギュッと瞑って首を横に振るレイナを見て
蘭はクスクスと笑った
「………ったく……仕方ねぇな……………てか、もっと恥ずかしい事してんだろ普通に…」
『……』
瞳を潤ませるレイナに根負けした蘭は
身体を反転させ、上下を入れかえた
「…………だったら…」
枕をクッションのようにして
ヘッドボードに背中を預ける
「……オマエのやり方でオレをその気にさせてみろ…」
『……』
挑戦的な蘭の表情に
レイナはコクリと唾を飲んだ
まだ服を着たままの蘭の身体に裸で跨り
ベッドに手をついて顔を近付け、そっと唇を合わせる
啄むようなキスは次第に深いものへと変わり
吐息を漏らしながら絡み合っていく
頬に触れていた手が
ネクタイを緩め、シャツのボタンにかかった
ひとつひとつボタンを外し
シャツを脱がせる
あらわになった胸元を初めて目にしたレイナが
微かに息を飲んだ
『……っ…』
震える指で左胸に刻まれた蜘蛛をなぞると
何かを思い出そうとしているかのように眉を寄せる
「…レイナ…?」
その声で我に返り
レイナは首を振った
『……ううん……何でも…ない…』
そう言って微笑み
大きな蜘蛛に唇を這わせていく
「……」
いくつもの口付けを落としながら下腹部まで降り
ベルトを外してズボンを脱がせる
脚の間に膝をついて下着の上から優しくキスすると
レイナは恥じらいながら言った
『………舐めて……いい…?』