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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第8章 東京卍リベンジャーズ・乾青宗




並べられたケーキの箱を整えているレイナに、乾は声を掛けた


「…一個ください」

『…乾さん……ありがとうございます!』


乾からお金を受け取ったレイナは
小さな金庫からお釣りを数えて手渡す


『どうもありがとうございました』


冷たい手からお釣りをもらった乾は
買って来たカフェオレをレイナに差し出した


「………コレ…」

『…ぇ…?』

「………飲まなくても……持ってれば少しはあったかいかなと思って…」


その言葉を聞いたレイナは
嬉しそうに顔を輝かせた


『…わぁ……ありがとうございます!…もう少しなので、頑張ります』

「……ぁ…」

『…?…』

「………今日は…仕事何時まで?」

『…え……と………今日も…昨日と同じくらい…です……け…ど…』

「……また……送って行ってもいいかな…」

『…………ぇ………でも…いいんですか?』

「…もちろん……じゃあ…そのくらいに裏口の所で…」

『…ハイ…』


バイクショップへ戻り、店のドアに手を掛けた時
『乾さーん、ケーキお忘れです』という声が通りに響いた











バイクショップ閉店後
ビールでの乾杯は無かったが、ドラケンと乾は昨日と同じく店の裏のソファでケーキを食べた


「……あー…食った………さて、んじゃそろそろ帰っか…」

「あ、じゃあオレ戸締りしとくよ」

「……?……何だイヌピー、まだ仕事残ってんのか?」

「…いや、仕事じゃないけど…あと30分位ここに居るから」

「………ふーん…」


ドラケンはニヤニヤしながら乾に言った


「…イヌピー……オレもう当分甘いモンはいいからな…」

「……?………ウン……分かった」

「…………いや………多分、分かってねぇと思うワ…」


「じゃーな」と笑いながら
ドラケンは帰っていった


「…?」







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