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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜





数時間後



港の倉庫


冷凍餌のクラッシャーの前で立ちすくんでいる所を見つかったオレは
すぐに幹部たちに囲まれた





「……殺したのか……三途…?」


血まみれの手に持った彼女のペンダントを見て、そうオレに聞いてきた蘭は
何故か頭に包帯を巻いていた


「…………悪いかよ…」



そう答えた瞬間
マイキーがオレをぶん殴った


仰向けに倒れたオレの身体に
馬乗りになって殴り続ける

骨の折れる音が頭の中で聞こえ
片目が見えなくなった


「……こうならないようにオマエから離したのに……無駄だったようだな…」

「……」

「………レイナに惚れたのか?………本気だったのか?………答えろ三途…」

「…………あぁ………王の前で…こんなマヌケな醜態晒すくらいには…本気でしたよ…」

「……じゃあ………なぜ殺した…?」

「…………あの女もオレと同じ気持ちだと思って…やっとの思いでマンションからさらってやったのに……『Kingの方がいい』だなんて抜かしやがって……オレの信用を裏切ったんです…………" 裏切り者はスクラップ "……それがオレらの掟でしょう?」

「……テメェ…」


銃を取り出したマイキーがオレの髪を掴んだ

身体を起き上がらせ、膝立ちにさせる


「……三途………最後に言いたいことはあるか…」

「………………………女なんかに…………惚れるモンじゃねぇ…」



(………これは本音だ…………でも……こんな穏やかな気持ちで死ねるのは…アンタのおかげだな…)



目を閉じてペンダントを握りしめ
満ち足りた気持ちで彼女の笑顔を想った



(……生まれてきて良かったなんて思ったことは一度もねぇ……けど………こんなオレの命と引き換えに…アンタに生きてく場所を与えてやれるなら……このクソみてぇな人生も無駄じゃなかったってワケだ…)



こめかみに銃口の感触を感じながら
オレは微笑んだ



(……心残りは何もねぇ………ありがとな…レイナ…)







安全装置を外す音が


すぐ耳元で聞こえた…




















三途春千夜 夢小説『幾千の夜を君に捧ぐ』end.






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