【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】
第1章 prologue
今になって思えば、
わたしがこれまで全力で駆け抜けてきたのも、
歌い続けてきたのも、
全部あなたと出会うためだったんじゃないかな。
スポットライトを浴びたステージ。
客先から見えるペンライトの光の中に、いないと分かっていてもあなたの姿を探してしまう。
この歌声が、どんなときも変わらずあなたに届きますように…
いつまでも…ずっと…
運命なんて信じてなかった。
だけど、あなたに出会った日のこと鮮明に覚えてる。
水曜日、とあるカフェで
また恋が始まる音がしたの。