• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第144章 動物化


イナミ「ママ!起きてよ!!このままじゃパパ達ずっと鳥のままだよ!」
大きい声を出して叫んでも涼子は目を覚まさない。
イナミ「……ママー!!鳥になったパパがママにチューしようと迫ってきたよー!!」
「いぎゃー!!やめてー!!」
あまりの恐ろしさに目を覚ました。
クグラ「モ〜…(俺……もぅ挫けたぜ。)」
そして目を覚ました涼子は妖怪を退治する為に城へ入って行った。
イナミ「ママ…その格好は何?」
「鳥が飛んで来たらまた失神するからとりあえず視界は最低限になるようにヘルメットを被って、万が一鳥がぶつかっても感触が分からないようにこの分厚い服を着てるのよ!」
分かりやすく言うと宇宙服のような格好をしてるのである。
そしてわりとあっさりと妖怪を見つけた。
「コラ!妖怪!!みんなを元に戻しなさい!てか、クグラと鳥にされた属鞘だけでいいから今すぐ戻せ!!」
妖怪「断る!この国中の男達を自然を汚さない動物にして女達は人の姿のままにして人型の男は俺だけだから女にモテモテ……ぐあっ!!」
涼子はメリケンサックを付けて妖怪を殴った。
「下らん説明はいいから!!さっさとクグラを元に戻せ!!」
妖怪「乱暴な奴め……こうなったら……いけー!猛獣達よ!!」
妖怪は涼子にどっからか出した猛獣達を仕向けたのだが…
「はっ!猛獣なんか涼子様にかかったら鼻くそよー!!」
鳥以外の動物は全然怖くないので人間離れしている涼子には全く効かず猛獣達を蹴散らしていった。
妖怪「なにー!?」
そして妖怪退治用の刀で妖怪を切りつけわりとあっさり倒したのである。
妖怪「ゔっ…こんな…小娘妖怪に……やられるなんて…。」
「私は妖怪じゃない!!……はっ!クグラ達は…………!?」
動物にされたクグラ達の方を見てみるとみんな元に戻っていたのだが…
クグラ「涼子!お前のおかげで元に戻れたぞ!」
「ぎゃっ!!変態軍団が居るー!!」
クグラ「えっ?………あっ!?」
全員生まれたままの姿になっていたのであった。
イナミ「(カンナギの裸見ちゃった…。)」
ヨルナミ「こんな姿にされて…なんという屈辱…。」
カンナギ「久々に外で裸になったな!」
ヤタカ「僕を殺してくれー!!」

/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp