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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第120章 松茸


「えー!せっかくの松茸なのに!」
ヨルナミ「まぁまぁ、涼子さん?松茸は我々だけで味わいましょう?」
ヤタカ「そうだよ。味の分からないお子様達には勿体ないから僕らで食べてしまおうよ?」
「…そうね。全部私らで食べちゃいましょう!」
カンナギ「おい!俺はお子様じゃねぇぞ!!」
ヤタカ「この味が分からないんだからお子様だよ。」
カンナギ「この野郎……。」
そして涼子達は松茸を堪能していたのだが…唐揚げを食べているお子様組が揉め始めた。
クグラ「おい!親父!食い過ぎだぞ!ちっとは遠慮しろ!」
ハツイ「はっ!子供が遠慮なんかするのはおかしいだろうが!涼子ちゃんが作った唐揚げ美味いし〜!」
クグラ「中身はおっさんだろ!?胃がもたれるぞ?もぅ食うな!後は俺が食う。」
ハツイ「お前だって爺さんだろうが!300年以上生きやがって!俺は今はピチピチの5歳児なんだ!年寄りみたいに胃もたれなんてしない!」
クグラ「俺の嫁が作った唐揚げなんだぞ!!」
ハツイ「だったら何だ?お前のって書いてあるわけでもなかろうに!」
「ちょっと!唐揚げ如きで揉めないでよ!」
クグラ「唐揚げ如きとは何だよ!」
ハツイ「この嫁は何を言ってるんだか!!」
騒いでいると残りを涼子に似て大食いな子供達に食べられてしまった。
クグラ「あー!!俺の唐揚げがー!!」
ハツイ「孫達よ…なんて事をしてくれたんだ!!」
ウルキ「だってパパも爺ちゃんも騒いでて食べないんだもん!」
イナミ「さっさと食べないのが悪いのよ!」
クグラ「くそっ…食べ物を前にしたら何でも食い尽くす餓鬼のことを忘れてたぜ…。」
トミテ「おで達ガキじゃねぇじょ!トミテだ!」
ヒキツ「パパ?そんなに食べたいならヒーちゃんのコロッケのグリンピースあげるね?」
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