第87章 呪いのすごろく
クグラ「涼子は俺が男と一夜を共に過ごすことに抵抗はないのか!?」
「…まぁ女と過ごされるよりはいいわよね。ちょっと気持ち悪いけど。」
クグラ「そんなー!!」
そしてまたすごろくは続く。
ヨルナミ「二番目にならないよう気を付けなくては…。男と裸で一夜なんてとんでもない…。」
ヨルナミはサイコロを振ると1マス進んだ。最終地点まであと3マス。
ヨルナミ「はぁ…よかった。」
「ヨルナミさん、ホッとするのは早いわよ!このマスに止まった人はね…向かい側の人と唇に接吻だって!」
クグラ「…俺じゃねぇかよー!!」
ヨルナミ「いやー!!一番大好きな母上に子供の頃頰に口付けしかしてもらったことないのにー!!暑苦しい男となんてしたくないー!!」
「うわ〜久々のマザコン発言だわ。」
カンナギ「一番大好きなとかはっきり言っちまったな!」
クグラ「暑苦しいって…ヨルナミは俺のことそんな風に思ってたのか!?」
「さっ!ブチューっとやっちゃいなさい!」
涼子はカメラを構えた。
クグラ「おい!何カメラなんて持って張り切ってるんだよ!!」
「え?今更??さっきから沢山写真撮ってたのよ?」
涼子はスマホに保存した写真を見せる。
カンナギ「うげ〜…こんなの残しておくなよ!気持ち悪りぃ!」
「だって面白いんだも〜ん!」
クグラ「面白いって………んっ!ヤバッ!!体がー!!」
ヨルナミ「いやー!!私の体!やめなさい!!んぎゃー!!」
クグラとヨルナミの体が勝手に動き唇に思い切り口付けをした。
ヤタカ「おぇ〜…。僕じゃなくてよかった…。」
ヨルナミ「ゔぅ…もう母上に顔向けできない。」
クグラ「涼子…チューしてくれ…消毒だ…。」
「みんなの前じゃイヤよ。」
クグラ「じゃぁ向こうの隅で…な?」
「しょーがないなぁ…。」
涼子はクグラの要望通り部屋の隅に行き口付けをする。
カンナギ「おい!イチャイチャするなら全部終わってからにしろ!」
「クグラがしろって言うんだからしゃーないじゃん!」