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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第75章 女霊集団とお見合い!?


そしてヤタカのところに居るアオイの元へ
「アオキー!!居る!?」
涼子は勢いよく扉を開いた。
ヤタカ「涼子!?なんで君がここに!?それに…いきなり扉を開けるとは失敬じゃないか!?」
「あんただってやったことあるでしょうが!?おかげでどんどん壊れていって最後にヒモロゲにトドメ刺されて扉が外れてしばらく扉開きっぱなしで過ごしたんだから!」
ヤタカ「…それ結構前の話だろ?今更文句言いに来たのかい?」
「違う!私はアオキに用があるの!」
ヤタカ「は?アオキって誰だ??」
「オカマの相方よ!」
ヤタカ「……………もしかしてアオイと言いたいのかい?」
「そうそのアオイ!!アオキは実家の最近近くにできたドラッグストアのことだったわ!てか、オカマの相方でよく分かったな!褒めてやろう!」
ヤタカ「またよく分からんことを…。」
「で?アオイは?ここに居るかもって聞いたんだけど?」
ヤタカ「……アオイならここに居るじゃないか。」
「……名前で頭がいっぱいで顔を忘れてたわ!」
アオイ「なんて阿保な奴なんだ…。」
「煩いわね!で、あんたに用なんだけどさ?明後日集団お見合いに参加してほしいの!」
アオイ「断る!」
「即答かよ!いいじゃん!あんた独身恋人無しで休日は一人で過ごしてるタイプでしょ?」
アオイ「一人で何が悪い!どうせお前の持ち出すのような話だ…幽霊や妖怪との見合いとかだろ?」
「…なぜみんな分かるんだ。」
ヤタカ「まぁ涼子といえば霊や妖怪だからね。」
「まぁいいじゃない!あんたらとお見合いして楽しめれば成仏できるんだから!」
アオイ「…別に私でなくてもいいだろ?」
「独身、恋人無し、暇人、見た目がまとも!この4拍子が揃ったのがもうあんただけなの!」
アオイ「暇とは失礼な!!」
「お願い〜!協力してくれたらお礼くらいはするから〜!!」
ヤタカ「アオイ、いいじゃないか。明後日の君の仕事は集団お見合いに参加することだ。僕も付いて行って見守るから頑張りたまえ!」
アオイ「そんなぁ…。(ヤタカ様…なんか面白がってないか?)」
「よし!決まりね!じゃっ明後日の正午カセフノの城に来てね!よろしく〜!」
涼子は去って行った。
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