第3章 ■夏祭り
※高専時代のお話です
※五条side
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
俺には、ちょ~~~~~可愛い彼女がいる。え?キャラ違くない?って?いやいやオマエの気のせいだろ。
俺の彼女…夏奈は、髪とか瞳とか、なにもかも綺麗で、そのくせに童顔で、見た目だけでも一目惚れするレベルだ。性格はツンデレで、口が悪くて、強がりなんだけど、そんなところすらいじらしい。…なんか俺、変態みたいじゃん。
まあとにかく、俺の彼女は可愛いの!!
んで、今日はその夏奈が夏祭りに行きたいと言い、傑と硝子はまあいいんじゃないと了承。
今は傑と一緒に夏奈と硝子を待っている状況。
「なあ、あいつら遅すぎねぇ?」
「女性の準備は時間がかかるものなんだよ」
「はー、そんなもんか」
下らないことを話す男二人(俺たち)の横を、浴衣姿のカップルが仲良さげに歩いていく。ってか、なんでわざわざ傑と硝子も一緒なんだよ。俺と夏奈だけでいいじゃん。
『待たせたなッ!』
「夏奈、これ下駄歩きづらいんだけど」
聞きなれた声がして、そっちを向けば浴衣姿の夏奈と硝子がいた。