第137章 パーソナルスペース⦅現パロ⦆
担任である五条が不在のため自習となった高専1年生'sは真面目に自主学習をしていた。
すると。
「なな ~」
居ないはずの五条の声が聞こえ、なな が顔を上げると いつの間にか目の前に五条の顔があった。
『?!⦅近っ!⦆』
驚いたのは なな だけではなかった。
「先生、いつの間に帰ってきたの?」
虎杖が聞いた。
「なな から離れろ クソ教師」
ギロっと五条を睨みながら宿儺が言った。
「アンタいつも人との距離 近すぎません?」
伏黒は ため息混じりに言った。
「ロリコンめ」
釘崎は軽蔑の眼差しで五条を見た。
「みんなヒドイなぁ。
せっかく任務を早く終わらせて帰ってきたってのに」
にっこり笑って やっと なな から離れる五条。
「今度やったら切り刻む」
「やれるもんならやってごら~ん」
どこまでも仲が悪い2人をよそに、なな は少しだけ距離を取った。
「なな 、危ないから こっち来いよ」
虎杖に手招きされ、なな が静かに離れようとしたら宿儺に腕を掴まれた。
「どこに行く、なな。
お前の席はココだろう」
仕方なく宿儺と虎杖の間の自席に着く なな 。
『何で仲良くできないかなぁ…』
((…どう考えても無理だよ…))
伏黒と釘崎は そう思った。
「なな は誰のものでも無いんだから困らせるなよ」
虎杖は そう言うと、
「なな 、五条先生か宿儺と付き合ったら絶対どっちかが死に騒ぎになるから俺と付き合おっか♪」
と続けた。
「「はぁ?!」」