• テキストサイズ

一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第135章 キャッチボール⦅虎杖悠仁⦆


学校も任務も無い休日。
天気が良いと外に出掛けたくなるもので。

『悠仁ー、散歩行かない?』

昼過ぎ、恋人である虎杖に声をかけると「行く♪」とすぐ返事が返ってきた。

『たまに ゆっくり景色を見ながら散歩するのもいいね』

なな の歩調にあわせ、ゆっくり歩く虎杖に話しかけると「そうだな」と虎杖は笑った。

「あ、キャッチボールしてる」

虎杖の視線の先へ目を向けると、小さな男の子たちが2人でキャッチボールをしている。
しかし お互いコントロールがうまくいかず とてもキャッチボールと言うには ほど遠いものだった。

「ちょっと寄ってイ?」

なな が頷くと虎杖は子ども達に声をかけ、キャッチボールの指導を始めた。

なな は子ども達と同じテンションで楽しんでいる虎杖の様子を少し離れたところで見守った。

『少し休憩したら?』

近くの自販機で飲み物を調達した なな はそう言って3人に飲み物を渡した。

「サンキュー」
「「ありがとー、お姉ちゃん!」」

水分補給も終わり、またキャッチボールを再開した3人。

夕方になり、子ども達は「バイバーイ!」と元気に手を振って帰って行った。

『楽しそうだったね』

なな がそう言えば、虎杖は ハッとして謝った。

「なな ごめん! なな の事 一人ぼっちにしちゃったな…」

『気にしてないから大丈夫だよ。
子ども達と遊んでる悠仁 楽しそうだったし♪』

ニコッと笑う なな を見て、頬を染める虎杖。

高専に戻る帰り道、2人は どちらからともなく手を繋ぎ、仲良く帰った。

***おわり***
/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp