第62章 ツンデレ?⦅宿儺⦆
『ねぇ宿儺ぁ、呪術について教えてよ』
虎杖の左頬に向かって そう言う なな に、宿儺は頬から目と口を出し「面倒だ」と拒否した。
『宿儺の意地悪』
伏「なな は今のままでも十分強いと思うぞ」
釘「そぅよ。
それか、宿儺は自分で言うほど呪術について知らないとか」
ぷぷ、と笑う釘崎を宿儺は ジロリ と睨んだ。
その日の夜。
なな は自分のベッドで寝ていたはずなのに、宿儺の生得領域に引き込まれていた。
宿「呪術の何について教えて欲しいのだ」
『え? 教えてくれるの??』
宿儺は頭蓋骨の山の上に座りながら、なな に聞いた。
宿「教えてと言っていたろう。
この俺に教えてもらえる事を光栄と思えよ」
はいはい、と聞き流しながら なな は言った。
『私に合った術式や その応用を教えて欲しいな』
宿儺は「仕方ない」と言いながら、なな の隣に降りてきて なな に術式などを教えてくれた。
翌日、その事を釘崎に話すと釘崎は「宿儺ってツンデレなのね」と呟いた。
***おわり***