第5章 ゼノ=ジェラルド

濡れているのが汗なのか。涙なのか。

それとも愛しい人に抱かれ吹き出した愛液なのか。

肩で息をしながらその人を自分の中に受け入れた。

先程とは比べものにならない容積のゼノ様が私の一番深い所まで押し込まれる。

背中に廻した指に力が入る。

ゼノ様はゆっくりと腰を動かしながら優しくキスをする。

唇を吸い、舌を割り込ませ絡める。

私は柔らかいゼノ様の舌を吸い、硬いゼノ様も吸うように締め上げた。

私の胸を掴み、時折先端を口に含みながら律動は激しいものになっていく。

汗が私に降り注いだ。

ゼノ様の乱れた髪と呼吸が目から、耳からも私を犯す。

キャリー「ああっ…あっ…ゼノ…すごいっ…私…もぅ…っ…」

再び限界を迎えようとしていることを伝えるとゼノ様も眉間にシワを寄せて頷く。

ゼノ「出すぞ。」

キャリー「ああっ！イくぅ…っ！」

ゼノ様を一番奥まで咥え込み私は身を震わせた。
そして熱い愛が注ぎ込まれるのを感じた。