第74章 ひとつになりたい(R-18)
舞と出会って、果てのない幸せがこの手に降り注ぐ
絶望と死を渇望して生きていたのが嘘のように
今、俺は生に満ち溢れた世界に居る
隣には愛しい舞がいて
俺達の生き写しのような龍輝と結鈴
かつての敵さえも舞のおかげで生活を共にしていられる
生ぬるい人生など望んでいなかったというのに
今は何を賭しても守りたいと思う
全ては舞が変えて、与えてくれたもの
愛しくて死んでしまいそうだ
だが死んではお前が悲しむ
精いっぱい生きて、命尽きるまでお前を愛すると誓おう………
幸せに満ち溢れた心の温かさを分け与えるために、
舞に口づけを落とした。