第8章 大切で残酷な暖かい過去
ノア
「勿論、オレも特別室とやらに行く。オレは姫さんに惹かれてこっちに移ったんだから」
オリヴィア
「私は、お嬢に助けられたわ。…貴女にこの場所を貰った、でも貴女が居なきゃ意味ないの。だから、私もそっちに連れて行って」
ソフィア
「い、今私がここに居られるのは…間違いなく、レティシア様のお陰です…私もっ…特別室へ行きたいです」
レティシア
「………」
部下3
「あんな僕達を受け入れてくれていた指揮官だから、ついて行きたいと思いました。だから、僕も特別室に行きたいです」
部下2
「私も…!」
部下1
「俺もっ」
良い感情を持たれていなかったレティシアは、気が付けば全員から慕われ…そうお願いされる程になっていた。
自分が正しいと思った事をやってきた結果、沢山の仲間に囲まれていた
レティシア
「流石に全員はまずいだろ。…でも、ありがとな」
弱々しく笑むレティシアを全員が優しく見詰めた。
少人数だけだとメディに言われていた為ルシアン、ノア、オリヴィア、ソフィアを連れて行く事にし…他の皆には何かあった時に手伝ってもらう事になった
レティシア
「勿論…ジルもな」
ジルヴァは抱き上げられて告げられれば嬉しそうに鳴いた
その翌日からレティシアは、ユリスが亡くなったゼフィランサスの牢獄に通うようになったのだ