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カワイイ俺の……
第12章 バイバイ…
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
胸には鈍い感触が。
目線を下ろすと、一面赤かった。
床だけじゃない。
私の服も、手も、赤かった。
一気に力が抜け、その場に倒れこむ。
呼吸さえままならない状態だった。
うっすら開けた瞳に映るのは恍惚と私を見下ろす秀一くん。
「すいません!誰かいませんか!」
と、ドアの向こうで叫ぶ警察をよそに、秀一くんは屈んで私との距離を詰めた。
「これで…もう一生俺のものでしょ?」
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