第38章 003 ☆

赤井side


サラを抱きしめ、頬にキスをしてやるとサラは俺に一層しがみついて言う。


「っ…大好き…」

「…俺もだ…」

「ずっと、こうしてたい…赤井さんとするのが、1番好き…1番幸せ…」


サラはそう言いながら、ポロポロと泣いた。


「どうして泣くんだよ…」

「わ…かんな…っ…幸せすぎて苦しい…」


泣かれて、萎えるどころか、ナカに入ったまま俺のペニスは硬度を増す。

泣いてる顔も、ソソるんだよ…
俺は盲目なぐらいこいつに夢中だ。


「サラ…俺も幸せだ」


そう言いながら、サラの涙を舌で拭うと、サラは首を傾げてじっと俺を見た。


「こうしてお前を抱いていると、生きていて良かったと思える」

「…わ…たしも…っ」

「好きだ…サラ……」


俺はそれだけ言うと、ゆっくり腰を引いてサラの最奥まで打ちつけた。


ズズッ…ズッ…


「あっん…あ…っ…あぁ」

「サラのナカ、気持ちいい…ずっといたい」

「どっ…どんな風に気持ちいいの？」


そんなこと聞いてくるサラの耳元で、俺はワザと低い声で吐息混じりに伝えた。


「俺のが出て行こうとすると、離れないでって言っているみたいに絡みついて締め付けてくる…ほら…」


そう言って腰を少し引くと、サラのナカがさっき言った通りにギュッと締まった。


「あ…ッ…」

「エロいな…お前」

「…嫌い？」

「好きだ…サラ…」


俺はサラにキスをしながら甘い言葉を吐いて、そのまままた腰を引いて打ちつけた。

ズッ…ズズッ…

パンパンと皮膚が合わさる音と、挿入を繰り返した時の卑猥な水音。
そして、サラの高い喘ぎ声。


「アッ…ぁ…あん…」