【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第35章 ハルウタ ☆
「…もうこんな時間か…」
赤井さんが時計を見てポツリと呟いた。
わたしが慌てて見ると時計の針は深夜2時を指していた。
「…もう眠い…」
行為の後の急激な眠気に襲われているわたしは、目を擦りながら赤井さんに擦り寄った。
「サラ、サッカー観戦、また子供達と行ってきたらいい」
「え…?でも、ダメって言ってたでしょ?」
赤井さんはわたしの髪を撫でながら言った。
「…さっき言ってくれた言葉が、嬉しかったんだよ。
ものすごく」
「え…?わたし何か言ったっけ?」
「いや、分からないならいい。
…明日はバイトか?」
「ん…お昼から」
「俺が起こしてやるから、安心して眠れ」
「…うん…ありがと……赤井さん…すき」
そう言いながら、わたしはだんだん意識が遠のいていき、気付いたらすやすやと眠りに落ちていた。
大好きな赤井さんの腕の中で、彼の香りを嗅ぎながら眠ると、それだけで身体全部が癒される。
「おやすみ。世界一愛しい俺の彼女」
夢の中で、そう言いながら
赤井さんがおでこにキスをしてまたわたしの髪を撫でた気がした。
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