【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第33章 If This Was a Movie ☆
「…わたしも、朝起きて赤井さんがかっこよくてクラクラするよ。毎日」
ぎゅ…っと抱きつく力を強めてサラが言う。
「歩き方も、話し方も、サラって呼び方も、全部好き。全部かっこいいからずっと変えないで…」
「そんなこと言われたの初めてだな」
「うそ!言われ慣れてる癖に」
何を根拠にそんなことを言うのかわからないが、サラは膨れて下を向いた。
「お前以外に言われた言葉なんて、何の意味もない」
「…あと、わたしが何か言おうとしているのを塞ぐみたいなキスの仕方も好きなの…」
「…それは、たとえば?」
「えっ?えっと例えばこんなふうに…」
そう言って説明しようとするサラの唇を、言われた通りにキスで塞いだ。
「これ?」
「うん…これ、好き」
可愛すぎる。
顔を赤くして俯きながら言うサラを見てそう思った。
世界一可愛い俺の彼女だ。
俺はサラを抱きしめたまま、数時間前にしたセックスが効いてきたのか、だんだん瞼が重くなり、気付いたら夢の中に入っていた。