【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第30章 I belong with you ♪
散々キスをした後、またサラの肩を抱き寄せて海を眺めていると、サラが目を擦りながら言う。
「なんか、眠くなってきちゃった。
今日早起きしたから」
「ずっとこうしててやるから、寝ていい」
そう言いながら俺の肩にもたれているサラの髪を撫でていると、ゆっくりとまぶたが閉じていき、スーッと眠りに落ちた。
ふ…すぐ寝るところも全然変わってないな。
座ったまま眠るサラを砂浜の上に寝かせ、俺の膝を枕にしてやると、サラは「ん…」と吐息を漏らしながら俺の膝に擦り寄った。
その仕草が可愛くて思わずノックダウンされそうになりながら、俺はサラにかけてやっていた自分のジャケットを取り、サラの身体にかけなおした。
「あかいしゃ…」
「ん?」
起こしたか?とサラの顔を覗き込むと、サラはすやすやと眠りながら続ける。
「…ん…あかいさん…」
「なんだ、寝言か」
「だいしゅき…」
「…俺も大好きだ」
寝言に返事をしても意味が無いのに、思わずサラの髪を撫でながらそう言った。
サラ。俺はもう二度とお前を手放さない。
俺が、お前を幸せにしてみせる。
必ずな。
サラの手の甲にキスをしながらそう思うと、俺はずっと朝が来るまでそのままサラの髪を撫でていた。
「I love you」
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next chapter...
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▼作者コメント
長らく皆様に切ない思いをさせてすみません…!
赤井さんは一度別れると決めたら揺るがなそうだなーと思ってたら、7章分もかかってしまいました(>人<;)
甘い小説と謳っておきながら、しばらくの切ない展開に、皆様がしんどくなってしまわないか心配していましたが
ようやく!やっと、復活です…!
これから2人がどんな時間を過ごしていくのか、お楽しみに(^ ^)
安室さん…ごめんなあ_:(´ཀ`」 ∠):
安室さんに幸せになってもらう小説(スピンオフ)を書こうかなとも思ってます…需要あれば…
安室さんに向かってまっすぐに走って来てくれる子と幸せになってほしい…
☆追記
安室さんのスピンオフを公開しました。
タイトルは「Begin Again」
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