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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第30章  I belong with you ♪




赤井side


早めのシャワーを終わらせ、自室でタバコを吸いながら事件の資料に目を通している時、俺のスマホが鳴った。

画面には 江戸川コナン と表示されている。


「どうした?珍しいな。
ボウヤがかけてくるとは」

「あ、うん…赤井さん、サラさんから何か連絡ないよね?」

「いや…特には。」

「そう…だよね」


ボウヤが嫌に意味深なことを言うから、俺は思わず電話を握る力が強くなる。


「…サラがどうかしたのか?」

「…うん。ちょっと気になることがあって…」

「気になること?」

「昨日、安室さんが電話をしているのを聞いたんだ。
…今日ジンのもとに、プレゼントを持っていくって。」

「プレゼント…」

「それが、ちょっと気になって。
…蘭ねーちゃんからサラさんに着信を飛ばしてもらったんだけど、出なくて…」


いや、いくらなんでも。
バーボンはそんなこと…

そう思うのに、俺は手が震え出した。


「今日、K海岸で引き渡す。
そう言ってたんだけど…さすがに、僕の考えすぎだよね…」


そうだ。考えすぎだよ。
バーボンは、サラのことを物凄く大事にしていた。
そんなバーボンが、サラを組織に戻そうとするはずがない。


そう思ったが、俺は次の瞬間、ボウヤからの電話を切り、上着を取ると家を飛び出した。


サラ…


頭で考えるよりも先に身体が動いて、俺はひたすらにサラの名前を呼んだ。


バーボンは、俺を組織に差し出して一気に中枢にのし上がろうとしていた。

もしその対象が、俺からサラに変わっていたんだとしたら…


公安警察の使命を優先したんだとしたら。


サラ…
もうお前の幸せのためと言って、逃げるのはやめる。

お前の幸せは、俺が守る。
俺が、お前を幸せにしたい。


今度こそ…


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