第1章 1
ある日の任務終わり、私は1人で街を歩いていた。
今日は伏黒と一緒だったけど、あいつは任務が終わり次第さっさと帰ってしまった。
私は任務の気晴らしに、ウィンドウショッピングでもしようと、原宿を散策している。
ちょっと見ない間に新しい店出来てたんだ。
こっちの方は歩いたことないな。
なんて、目的もなく気ままに、ぶらぶらと歩いていると、人気のない裏路地のようなところに出てしまった。
こんな所、普通の女の子なら、変な人に絡まれたら一巻の終わりだなぁ。
でも私は一応、呪術師の端くれ。万が一、何かあったとしても一般人相手なら余裕で対処できる。
と、悠長に構えていたのが間違いだった。
「あれ〜、見たことある制服だね〜。」