第5章 赤ちゃん
大野side
父ちゃんの事だ。
絶対に 翔くんの子供を
おろさせるに 決まってる。
翔くんに捨てられるよりも
その方が 辛い…っ!
僕は 翔くんよりも 早くお家に
帰って 急いで 荷物を作って
家を出た。
その足で 病院に行った。
医者「おめでとうございます。3ヶ月ですね。
予定日は 1月6日です。」
智「1月…じゃあ…あの時に…。
それも 1回目で…。」
医者「運命の番ですね。その方と…。」
妊娠証明書と母子手帳を
貰って
僕は そのまま あんまり
電車には 乗らないけど
電車に乗った。
行き先も 決まってないまま…。